麻疹(はしか)への対応策
平成19年5月31日
・予防について
一度でも麻疹にかかった経験があれば、今回感染する心配はありません。また麻疹ワクチンの接種歴があれば、発病する機会は大きく減ります。
したがって、麻疹の感染歴の有無、母子手帳での麻疹ワクチン接種歴の有無の確認をしてください。もし両方ともしていないようなら、ワクチン接種を勧めます。現在、麻疹単独のワクチンは品薄で接種はむずかしいですが、MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)でも予防には有効です。
・休講見合わせについて
本学では以下の理由で現時点では休講は予定しておりません。
1.4月中旬から5月28日までの千葉市内麻疹患者発生数は累積で232名(15歳以上が123名)であり、現在でも患者発生が続いている。また、5月30日には、松戸市からは46名、柏市からは60名の累積患者数が報告されている。
【千葉市感染症情報センターHP、千葉県感染症情報センターHP】
2.休講にして学生を自宅・自室に閉じこめるのは不可能であり、むしろ出歩くことにより感染を受けやすくなる可能性がある。
3.本学での麻疹発症者数(西千葉キャンパス5月29日現在31名)も累積で表現してあり、現在療養中の者は3〜4名である。また、松戸キャンパスは0名である。
4.西千葉キャンパス、松戸キャンパスともに学内での発症時申告制度は十分機能している(発症学生への聞き取りと接触者への注意説明)。
5、休講を決定した大学での休講期間は10日前後であるが、再開後の効果検証結果がさだかでない。
千葉大学長